2018年7月21日 (土) 09:45時点における版

温度帯

温度帯(HeatTier)とは

座標(BlockPos)ごとに決められる、ブロックが持つ温度です。 アナログには変化せず、14種類のTierによって表されます。

• ABSOLUTE -273℃ : 絶対零度です。バニラの自然では作り出せません。
• CRYOGENIC -150℃ : 極低温。マシンを使って人工的に生み出す温度です。
• FROSTBITE -70℃ : 凍傷。自然に氷が出来ます。寒冷バイオームで悪天候の場合などに一時的に発生します。
• COLD -20℃ : 寒冷。ものを凍らせたり、高温環境を緩和するのに使われます。
• COOL 0℃ : 冷涼。雪や氷が溶けなくなります。
• NORMAL 20℃ : 常温。通常の環境です。
• WARM 35℃ : 温暖。醸造や培養に適しています。また、植物の成長が促進されます。
• HOT 50℃ : 高温。乾燥に適しています。また、植物の成長が促進されます。
• BOIL 100℃ : 沸騰。煮込みや茹で料理のレシピに要求されます。
• OVEN 220℃ : 調理用オーブンの温度。食べ物の調理に適しています。
• KILN 800℃ : 燃焼炉の温度。植物質の焼却、低温でできる一部の金属精錬。バニラブロックのみで得られる最高温度です。
• SMELT 1500℃ : 多くの金属精錬に必要な温度。これより上の温度帯は、MODで追加される装置を要求します。
• UHT 3000℃ : 超高温炉。特別な精錬にのみ要求されます。
• INFERNO 8000℃ : 焦熱地獄。通常は発生しません。

温度帯の決定方法

デフォルトでは、そのブロックを中心とした5x5x5ブロックの範囲に含まれる温度要素をチェックします。バイオーム、季節、天候、ブロック構成の4つによって決定されます。

• 中心座標のバイオームのTier: バイオーム温度は、屋根がある座標では1段階軽減されます。また、Y=100以上の高高度では気温が1段階低下します。
• 季節：ゲーム内30日ごとに季節が変化し、120日で一年が経過します。夏は気温が上昇、冬は気温が低下します。
• 天候：雷雨時の屋外では1段階下がります。また、晴れが長期間続いた場合も日照りが発生して気温が1段階上昇します。
• 範囲内に含まれているブロックのTier: 最も高い/低い温度が反映され、重ね置きは効果がありません。

上記から、「範囲内の最高Tierを最低Tierで相殺して得られた温度帯」を得ます。

※特殊な装置の場合、チェック範囲が変わったり、最高/最低Tierの温度差を利用することもあります。(蒸留装置など)

バイオームの温度判定

バイオームの気温は全域に影響しますが、座標や日当たり、天候によって気温が変動します。

1. 高度の影響
   高度がY=100以上の場合、1段階低下。
2. 屋根の影響
   真上方向16ブロック以内に非透過ブロックやピストンで動かせるブロックがある場合、屋根があると判定され、気温がNORMALに1段階近づく。
   たとえば、高温バイオームでは気温が下がり、寒冷バイオームでは屋根の下のほうが気温が上がる。
   また、屋根の下では雷雨の影響がなくなります。

季節の影響

HaCには内部的に季節の概念があり、60日で切り替わり、240日で一巡します。
バイオームの設定温度を基準に、夏は気温が上昇、冬は気温が低下します。また、通年で気温変化のないバイオームも存在します。（ジャングルなど）

現在の季節は百葉箱によって確認できます。

天候の影響

天候の影響はバイオーム同様、ワールド全域に影響します。
変化は即時ではなく、一定時間おなじ天候が継続した場合に変化が起こります。
雨の降らないバイオームでも、空が曇れば曇天として、雨と同じように気候の変化が起こります。

1. 晴れの場合
   ゲーム内で約10日以上継続で気温が1段階上昇します。
   この効果は5日ほど続くとリセットされます。
2. 弱い雨の場合
   降り出してからゲーム内6時間程度で気温の低下が起こります。
3. 強い雨の場合
   しばらくすると、気温低下が発生します。弱い雨よりも早く発生します。
4. ネザーの変化
   ネザーは通常、晴れのみのため日照りだけが起こります。一部Modにより悪天候が発生する場合は、熱波として気温の上昇が起こります。

熱源ブロックの温度判定

ブロックの熱源は、バイオームとは異なり屋根の有無では温度は変化しません。(ただし、バイオームの気温によって相殺はされます。)
また、断熱効果のあるブロックの影響を受けます。

1. 温度の影響範囲
   ブロックを中心に5x5x5の範囲に影響します。
2. 断熱ブロックの影響
   熱源と観測点の間に断熱効果のあるブロックがあると、熱源による温度変化が緩和されます。
   • 断熱ブロック
     • 1段階: 羊毛、木材
     • 2段階: 堅焼き粘土、レンガ、スポンジ
     • 完全無効化: 石膏ブロック、石膏レンガ
3. 熱源の相殺
   高温/低温のブロックの影響範囲が重なっている場合、気温が相殺されます。

バイオームやブロックの持つ温度帯

バニラのデータは以下の通り。

※水源は未設定ブロックと異なり、温度差が必要な場合にNORMAL温度の冷媒として働く。(それ以外のNORMALブロックは温度差が得られない。)

例

例えば以下の場合、中心(クウォーツブロック)の5x5x5範囲内には溶岩(KILN)と氷塊(COLD)がある。バイオーム温度は砂漠(HOT)であるが、溶岩によるKILNのほうが高い。
よって、

• 最高温度…KILN
• 最低温度…COLD

となり、COLDによってKILNが一段階相殺され、一つ下のTierであるOVENがこの座標のHeatTierになる。